生理前になると、なぜか気持ち悪くなる。
ムカムカしたり、ふわっとめまいがしたり、不安になったり。
「これってPMSだから仕方ないのかな」
「みんな我慢してるのかな」
そんなふうに思いながら、毎月やり過ごしていませんか?
実は、生理前の不調はホルモンだけが原因とは限りません。
そこに“自律神経のゆらぎ”が関係していることがあります。
今日は、PMSと自律神経の関係について、わかりやすくお伝えします。
生理前の不調はホルモンだけが原因じゃない

PMSは、排卵後から生理前にかけて起こる“心と体の変化”です。
女性ホルモンが大きくゆらぐ時期なので、体が影響を受けやすくなります。
でも、同じホルモンの変化が起きているのに、症状が重い人と軽い人がいるのはなぜでしょうか。
その違いのひとつに「自律神経の状態」があります。
ホルモンの変動に、自律神経のゆらぎが重なると、不調が強く出やすくなるのです。
PMSと自律神経の関係
自律神経は、体のバランスを整える“調整役”のような存在です。
呼吸、血流、内臓の働きなどを無意識にコントロールしています。
生理前はホルモンが大きく変わるため、体にとっては小さなストレス状態になります。
自律神経が安定していれば、その変化にうまく対応できます。
でも、もともと疲れや緊張が続いていると、バランスが崩れやすくなります。
その結果、
- 気持ち悪さ
- ふわっとする感じ
- 不安感
- 動悸
- イライラ
といった症状が出やすくなるのです。
どうして自律神経がゆらぐと不調が強くなるの?
自律神経はとても繊細です。
- 寝不足が続いている
- 体が冷えている
- 気圧の変化が大きい
- 考えごとが頭から離れない
そんなことが重なると、体は知らないうちにストレスを感じてしまいます。
だから
「今月はなんでこんなにしんどいんだろ」
という月があっても、全然おかしくありません。
ホルモンは毎月同じように変化していても、体の受け止める力が違えば、感じ方も変わるのです。
自律神経がゆらぎやすい人の特徴
自律神経が乱れやすい人は、体が弱いわけではありません。
むしろ、まじめでがんばり屋さんな人が多いです。
もしこんなことが続いていたら、体が少しがんばりすぎているかもしれません。
- 肩や首がいつもガチガチ
- 無意識に歯をくいしばっている
- 呼吸が浅く、ため息が多い
- 手足が冷えやすい
- 朝から疲れている感じがある
- めまい、ふわふわ感が出やすい
こんな体からのサインはありませんか?

また、普段何気なく行っている生活のクセでも、自律神経がゆらぎやすくなっていることがあります。
- 寝る直前までスマホを見ている
- 考えごとが止まらない
- 人に気をつかいすぎる
- ちゃんとしなきゃ、が口ぐせ
- 頼るのが苦手
ここで大事なのは、当てはまる=ダメではないということ。
それは「弱い」ではなく、ずっとがんばってきた証です。
自律神経は、“がんばり屋さんの体”ほど揺れやすい。
だからこそ、責めるより、ゆるめるほうが大切なんです。
生理前に出やすいサイン
生理前になると、こんな変化がでやすいです。
- いつもより不安が強くなる
- 急に気持ち悪くなる
- めまい、ふわっとする感じ
- 涙もろくなる
- イライラしてしまう
- 音やにおいに敏感になる
これは「気のせい」でも「性格の問題」でもありません。
ホルモンの変化に、自律神経がついていけないときに出やすいサインです。
だからこそ、
「なんでこんなにしんどいんだろ」と自分を責めなくて大丈夫。
体が少し余裕をなくしているだけなんです。
自律神経をととのえるためにできること

特別なことをしなくても大丈夫です。
まずは、体に「安心していいよ」と伝えることから始めましょう。
小さなことをコツコツ続けるほうが、自律神経は整いやすいです。
まずは呼吸を整える
ゆっくり長く息を吐くだけで、体は少しゆるみます。
おすすめは「3秒吸って、6秒吐く」呼吸。
- 鼻から3秒かけてゆっくり吸う
- 口から6秒かけて、細く長く吐く
ポイントは「吐くほうを長めにする」こと。
吐く時間が長くなると、副交感神経(リラックスのスイッチ)が入りやすくなります。
1日1分でもOK。
生理前に気持ち悪さや不安が出たときこそ、まずは呼吸から整えてみてください。
お腹・骨盤まわりをゆるめる
生理前は、下腹部や骨盤まわりが無意識にぎゅっとなりやすい時期です。
- おへその下に手を当てて、あたためる
- 湯船に10分だけでもつかる
- 仰向けで膝を立てて、左右にゆらゆら揺らす(30秒〜1分)
これだけでも、骨盤まわりの緊張がゆるみやすくなります。
整体でも、骨盤やお腹まわりがゆるむと呼吸が深くなる方がとても多いです。
体がゆるむと、自律神経も落ち着きやすくなります。
がんばりすぎない工夫
生理前は、体が少しエネルギーを節約したい時期。
- 予定をひとつ減らす
- 夜スマホを見る時間を10分減らす
- 「今日は60点でいい」と決める向けで膝を立てて、左右にゆらゆら揺らす(30秒〜1分)
ほんの少し“ゆるめる選択”をするだけで、体の緊張は変わります。
整えることは、完璧にやることではなく、少し余白をつくることなんです。
まとめ
生理前の不調は、ホルモンのせいだけではありません。
ホルモンの変化にあわせて、自律神経もゆらいでいます。
だからこそ、月によってつらさが違ったり、気持ちまで不安定になったりするんです。
でもそれは、
「弱いから」でも
「我慢が足りないから」でもありません。
体が一生懸命バランスを取ろうとしているサインです。
ホルモンはコントロールできなくても、呼吸や体のゆるみを整えることで、土台は少しずつ安定していきます。
不調をなくすことがゴールじゃなくて、自分の体のリズムを知ること。
「また来たな」って
落ち着いて受け止められるようになるだけでも、不安はちゃんと軽くなります。
あなたの体は、ちゃんと整う力を持っています。
ひとりで抱え込まずに、少しずつ一緒に整えていきましょう。


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