アロマは犬にとって危険？安全な精油や使い方とは

愛犬の健康と安全は、飼い主にとって最優先事項です。

しかし、私たちが日常的に楽しんでいるアロマの香りが、実は犬にとって危険をもたらす可能性があることをご存知でしたか？

“知らなかった”と後悔しないためにも、アロマが犬に及ぼす影響について、しっかりと理解しておきましょう。

大切な愛犬を守るためにも、今知っておくべきことを共有したいと思います。

アロマは犬に使えるの？

アロマは、人間にとっては良い香りで癒されるものであったり、時には医療現場で使われている場合もあるくらい安全なものです。

しかし犬に対してはどうなのでしょうか？

実際のところ、アロマが犬に及ぼす影響については、詳しい研究データがないのではっきりしたことはわかっていないようです。

ですが、獣医療の現場でアロマが使用されている例もあるようで、犬とアロマの相性は悪くはないようです。

しかし中には、犬にとって相性の良くないアロマオイルもあるようなので、しっかりと把握しておきましょう。

そして大前提として、必ず品質がしっかりとしたエッセンシャルオイル（精油）を使用するようにしてください。

精油の選び方を知りたいという方はこちらもチェック！

• 目的別の精油の選び方
• 初心者におすすめの精油
• 日本アロマ環境協会（AEAJ）認定精油

などをまとめてあります。

犬が避けるべきアロマオイル

基本的に、犬に使用しない方が良いとされているアロマオイルは、普段私たちもほとんど使うことのないようなものばかりです。

中々手にすることはないと思いますが、以下のアロマは刺激が強いので使用しないでおきましょう。

この他に、犬の体質によって避けるべきアロマオイルとしては、ペパーミントやユーカリが知られています。

この２つのアロマオイルには、ケトン類が多く含まれています。

なので、持病にてんかんを持つ犬への使用は避けるようにしてください。

犬に安全なアロマの使い方

犬と一緒に過ごす空間でアロマオイルを使う場合、飼い主さんは安全な使用方法を覚えておくことが大切です。

まず、犬にアロマを使用するシーンとしては、以下のような場面が考えられます。

このような場面では、アロマを使ってリラックスしたり、ストレスケアをしたり、という状況が想像できます。

そしてその場面で、アロマを効果的に安全に使う方法として、以下のことを大切にしていきましょう。

適切なアロマオイルを選ぶ

先ほどもお伝えしましたが、犬にとって有害なアロマは避けて、最適なものを選ぶようにしましょう。

使用量と頻度に注意する

初めは少量から始めてください。

犬の反応を見て、異変がなければ少しずつ適正量まで調整していきましょう。

また、アロマは頻繁に使用するのではなくて、”必要に応じて使用する“ようにしてください。

アロマの使い方

犬にアロマを使う方法としては、芳香浴やアロママッサージなどがあります。

芳香浴を行う際は、アロマディフューザーなどを使って30分ほどの短時間で行うようにしましょう。

そして、アロママッサージを行う際は、キャリアオイルにアロマを数滴混ぜて希釈して使用してください。

目安は、キャリアオイル10mlに対してアロマ2～3滴です。

犬の反応を観察する

アロマオイルを使用する時は、犬の反応をよく観察するようにしてください。

次のような反応が見られた時は、すぐにアロマオイルの使用を中止してください。

このような症状のほかにも、普段と違っておかしい様子が見られた場合は、すぐに”換気をする”などの対応をしてください。

それでも体調が戻らなかったり、異常が見られる場合は動物病院を受診するようにしましょう。

アロマは犬にとって危険？安全な精油や使い方のまとめ

今回は犬にとって安全な精油、そして使い方についてまとめました。

犬とアロマの相性については、悪くはないということがわかりました。

これらのポイントに気をつけて、犬とアロマを楽しんで頂けたらと思います。

安全なアロマの使用が、飼い主さんとワンちゃんにとって快適なものになると良いですね。